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ぼけぼけ日記 (ブログ風?)

◆◆’04/7月11日放送◆◆ 各界で活躍されている障害当事者にお話を聞く「フリーステージ~弁護士・松本 晶行さん」

2004年7月14日

松本晶行さんは、現在64歳、8歳のときに病気によって聴力を失いました。
松本さんは、大阪市立ろう学校と普通学校に通い、その後、京都大学法学部を卒業した1963年に司法試験に合格。 
1966年に大阪で弁護士登録をしました。
松本さんは、ろう学校のある先生から「障害者、特にろうあ者に理解がある弁護士がほしい」と言われたそうです。
 「障害者にも様々な法律問題が起こるが、相談に行った弁護士が障害者に理解がないため、泣き寝入りするケースが多い」ということを聞き、それが頭に残り、弁護士への道を選びました。
「手話通訳者」という言葉もなかった時代に「日本で初めてのろう者弁護士」として、活躍されてきた松本さん。
「聞こえない弁護士は前例がない」などの理由で、苦労された部分や、障害者の欠格条項を変えるきっかけとなった「運転免許裁判」のお話し、また、ろうあ者の社会参加に必要なことについてお話し頂きました。

松本さんが、現在も所属している法律事務所の所長さんとの出会いが、弁護士として仕事をするための大きなきっかけになったこと・・・人との出会いの大切さを改めて、教えて頂きました。
その所長さんは「有言実行」
普通、人は、言うこと・考えることと、自分がやることが、なかなか一致できません。
「ひとごと」として、ああだ、こうだ、と言うのは簡単ですが、実際に、自分がやる、というのは大変です。
その所長さんは、「弁護士になれとおっしゃることと、なったらうちの事務所に来いと、俺が教えてやると、自分でやろうとすることと、文字通り言うこと、おやりになることが同じだと」
(松本さん談)

「ノーマライゼーション」という言葉もなかったであろう、40年前に、障害のある、なしに関わらず「一人の弁護士」を育てようとされた所長さんに、深く敬意を表したいと思います。
私たち障害者は、適切なサポート態勢があれば、社会参加できる・・・。そのチャンスさえつかめないでいる人が、今もいかに多いことか・・・。

また、ろうあ者の通訳保障問題についても、考えさせられました。コミュニケーション保障・・・聞こえる人なら、例えば、法律問題が発生した時、市役所等の無料法律相談など、相談できる場所があります。でも聞こえない人が、いきなりそこに行って、相談できるかというと、手話が通じない。 前もって、自分で手話通訳者を連れていくとかしなくてはいけません。
最近では、福祉関係のイベント・会議などに、手話通訳者がつくことは当たり前になってきましたが、まだまだ、不充分です。「福祉」以外の分野でも、「通訳保障」は必要です。

そして。
今、手話を勉強している皆さん、「生きた手話」を身につけてください。
「教室の中で教わるだけでは、ひとつの典型的な、標準的な言葉しかわからない。 いろんなろうあ者の中に入って、ひとりひとり個性の違う、ろうあ者の個性的な手話に触れる、
その中で「手話」を理解していく、それを是非お願いしたいと、そう思っております。」(松本さん談)

ラジオは、聞こえない人達にとって、縁のないメディアと言われます。
けれども、この番組を聞いた皆さんが何かを考え、覚えてくれていたら、私は嬉しいと思っています。
今週も、聞いてくださったかた、ありがとうございました。

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