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ぼけぼけ日記 (ブログ風?)

★眠れぬ夜に・・PART2

2004年12月 2日

●またまた不眠症。こういうときは難しい本を読むに限る。
 と言うことで
 厚生省の誕生 医療はいかにファシズムを推進したか」
   藤野 豊著 かもがわ出版 2800円+税
  ・ちょっと高すぎる値段なので、しばらく買うのをためらっていました。
   しかし、「薬害エイズ問題」「らい予防法」の制定を始めとして、
   「失敗から学ぶ」ことをしない体質は
   何なのか、この本を読んでみて少しわかったような気がする。
   「優性思想」が具体的にどのようにファシズム体制に実現されたか(あとがき254ページ)
   この点を追求した結果、障害者や病気を持つ人々を排除してきた歴史がわかる。
  オススメ度★★★(今回から勝手につけています。★5つが絶対読んでね、という本です)
(04' 11/19)
 
  矢作俊彦(やはぎとしひこ)「ららら科學の子」
   文藝春秋 1800円+税
   第17回三島由紀夫賞に決まったこの作品。
   全共闘世代の主人公は学生運動中、殺人未遂を犯し、中国へ密航する。
   そして30年の時を経て、再び日本へ不法入国する。
   30年間、農夫として生きてきた男が、再び、日本の地を踏んだ瞬間から
   「タイムトラベラー」のような時間をめまぐるしく過ごすことになる・・・
   主人公は、私たちが今当たり前に使っている携帯電話やパソコンなどを見て
   何かに違和感を持つ・・・・
   この作者は、昔「マイク・ハマーへ伝言」というハードボイルド作品を書いていて
   その時から好きでした。
   「タイム・トラベラー」が感じる、30年の時間の重さと変革。
   宮部みゆき「蒲生邸事件」にも共通する「今の日本、これでいいの?」という
   素朴な疑問が沸いてくる・・・。
   オススメ度★★★★

  伊集院 静「ジゴロ」平成7年、初版で買った時は
   角川書店1500円+税だったのですが・・・今は文庫本になっているのかな???
   伝説のストリッパー「ローズ」の子供「渋谷(ブヤ)の吾郎」。
   母親・ローズは恋多き女性で数々の男性と愛を交わした・・・
   結果、吾郎には、たくさんの父親ができる。
   酒飲みのヤブ医者、映画監督の卵、放浪画家、気弱なボクサー、賭博師etc・・・
   なんにんもの「父」が吾郎を「少年」から「青年」へ脱皮させようとする・・・
   と書いてみて、なんか違うな、って思った。
   吾郎ちゃんに惚れちゃっているのです、ワタクシめは。
   こんな成長、人生経験の積み方を今からでもしたいと思うナガサキ・・・
   オススメ度★★★★

  石田 衣良「約束」
    角川書店 1400円+税
   もう、お願い、読んで、としか言いようがないの・・・
   オススメ度★★★★★
   帯に「かけがえのないものを失くしても、いつか人生に帰るときがくる・・・」

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