●ある、公共交通機関を利用して取材に出かけていたときのこと。
同じ車両に、電動車いすに乗った人がいました。
でも彼が降りる駅には、車いす昇降用ボードを
持った駅員さんがいません。
必死で「すいません」と叫んでいるのですが、
他の乗客はどうしたらいいか戸惑っています。
そこで、「5,6人で、車いすの堅い枠を持って、降ろしてください」と言うと、
すぐ、男性5人が彼を降ろしてくれました。
彼は駅員に抗議するためかどうか、わかりませんが、
介助を手伝ってくれた見も知らぬ乗客には何も言わず
電動車いすで走り去ってしまいました。
お礼は、言わずじまい・・・・
なんか、へんだけど私が「ありがとうございました」と
言ってしまいました。
電車での乗り降りの時、「ありがとう」と言うか言わないか、
で一時、論争が起こりました。
私は「言う派」です。
社会人としての礼儀として。
それから、ありがとう、のひとことを言わない人たちを見ていると、
寂しくなってしまうのです。
「移動の権利」として介助を要求するのは当然としても
挨拶ぐらいしてもいいんじゃないかな?
と思います。
でも、決して卑屈になっちゃいけない。
駅に段差があるのは、その駅員さんのせいではないのだから
気持ちよく乗り降りする、なんだろう、なんて言ったらいいんだろう。
潤滑油みたいなものでしょうかね?

