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ぼけぼけ日記 (ブログ風?)

★入院中に読んだ本~ナガサキの持込本

2005年8月19日

●天童荒太「家族狩り・全5巻」新潮文庫
「家族」や「児童虐待」をテーマにしている著者渾身の作品。

家庭内暴力をふるっていたといわれる少年が
両親を無残にも殺し、自殺する事件が発生。
自らの家庭も崩壊している刑事・馬見原は
警察内部の情報を流すイヌでもある。
その彼を中心に、虐待を受けた子供を抱える家庭、
児童相談所の若き女性所員、子供嫌いの高校教師など
様々な事情を抱えつつ、日々を生きる人たちが紡ぎだす
「生と死」の物語。

5巻の「謝辞」に
「世界には今も悲劇があふれています。
 国内にも、小さな家庭のなかにもつらい出来事が
 毎日のように起きています。耐えてゆくには・・・・・(中略)
 誰かと声をかけあい、支え合わないと苦しすぎます・・・(略)」
と著者は記している。

そう・・・毎日、なんで、こんなに悲惨な事件が起こるのか?
怒りや悲しみを覚えると同時に、事件が多すぎて
ああ、またか、と思ってしまうことはないだろうか。

家族とは?
生きるとは?
愛とは?

5巻すべてを読み終えたとき、
何かが心の中に生まれるのを
家庭に恵まれた、とはいえない私は
確かに感じた。

オススメ度 ★★★★

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