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ぼけぼけ日記 (ブログ風?) 2005年12月 メインページへ
★第二の誕生日
2005年12月26日
●また12月27日がやってくる。
まもなく、そう、あと数時間で、日付が「その日」になる。
24年前のその日、私は、交通事故に遭った。
当時、付き合っていた人が運転する車の助手席に乗っていた。
時間は、そう・・・1時前、だっただろうか。
140キロの高速で走る車。
あの人は、心中する気だったのかもしれない。
そろそろ別れなければいけない、そう感じていた。
その気配は伝わっていたはず。
この人と一緒にいると、いつか破滅する。
そして、予感は、交通事故という形で実現してしまった。
一度は好きだった人と、泥沼のやりとりを経て
「足一本、餞別代わりや!」と啖呵を切って(心の中で)別れた。
また、あの日の苦痛が蘇る。
車は、電柱にぶつかった後、田んぼに転落。
横転した車の中で意識が戻った私は、全身にガソリンを浴び
白い蒸気があがる、閉ざされた車の中にいた。
動きたくても全く体がいうことをきかない。
運転手は頭から血を流して、気を失ったままだ。
このままじゃ、生きたまま、焼かれる!!!
一緒に別の車に乗って走っていた友人が、
車がついてこないのはおかしいと、引き返してきて、
私たちを引きずり出してくれた。
そうでなかったら、車は燃え、私は、こうして
HPにあのときのことを書くこともなかっただろう。
助け出された私は、田んぼの上に寝かされた。
強烈な痛みに再び気を失いそうになる。
遠くから救急車のサイレンが聞こえる・・・。
目を開けると、冬の空が見えた。
空気が澄んでいて、星が煌めいて・・・。
・・・あの星座はなんていうんだっけ・・・。
なんで、思い出せないんだろう・・・。
情けないな、私。
なにやってんだろ・・・。
そう、2回目の家出をして、堕ちるところまで堕ちて・・・。
・・・こんな綺麗な、そして、怖い夜空をみたことがない・・・。
ああ、宇宙全体に押しつぶされる・・・。
あのときの恐怖は未だに残っている。
私は、閉所・暗所恐怖症だ。
寝る時は、薄明かりがないと眠れない。
狭く暗いところにいくと、パニックになる。
24年もたっているのに、だ。
4年4ヶ月の入院、8回の手術を経て、退院後、
私は生まれ変わったと思う。
いろんなことがあった。
それまで、いい加減に生きてきた精算を、あの日、
させられたのだ。
今、思う。
生きていて良かったと。
苦しくて、死にたくなっても、
あの日の痛みを思い出して、胸が苦しくなっても
生きていることに感謝する。
生きていたから、あなたに会えた。
もうすぐ「あの時」が再びやってくる。
私の第二の誕生日。
今、生きていることに、おめでとう。
生まれ変わった自分におめでとう。
★3万円の女
2005年12月25日
●友人のS子から、電話が突然かかってきた。
半年ぶり、くらいだろうか。
メールのやりとりはしていたものの、
お互いが忙しく、顔を合わせる機会がなく
まあ、連絡がないのは元気な証拠、だと思っていた。
彼女もそうだろう。
S子は私と同年齢、バリバリのキャリアウーマン、なんて言い方、
最近はせえへんか・・・。
出版会社で編集者をしている。
独身、バツイチ、子供なし。
30歳になったとき、自分の城、
2DKのマンションを30年ローンで買った。
そのS子が突然電話で
「ちょっと聞いてよ!!」
半分怒って、半分泣いている、そんな声だった。
クリスマス・イヴのプレゼント交換。
恋人たちにとって、一大イベントだ。
S子は、彼が欲しがっていたプレゼント、
ゼロハリバートン、あのジョン・F・ケネディが愛用し、
アポロ11号が月の石を運んだという
アタッシュケース、67.000円のものをプレゼントしたそうな。
お金持ち〜!と思いながら(こちとら、しがない自営業、明日の
ことさえわからない)話を聞くと・・・。
彼のプレゼントがどうやら、彼女が送った金額の
半分ほどだったらしい。
しかも、ネットで購入し、市価の半額ほどで手に入れた。
それが彼女の怒りに火を注いだ。
以下、彼女の話と、( )の台詞は私の思い・・・。
「定価6万円が、3万円やで!!」(うわっっっっ!高っっっ!)
「ネットで買うてるから、ラッピングも、正規のお店のものと
ちゃうねんで」(ええやん、ほんまもんやったら)
「私、3万円の価値しかないのん???」(・・・・・・・)
30分ほど話して、すっきりしたのか、S子は電話を切った。
3万円の女、かあ。
プレゼントの値段で、自分を計る人がいることをこのとき知った。
彼女の彼は7歳年下。
私も会ったことがある。
というか、強制的に会わされた。
自慢したかったのかなあ、と思う。
旧財閥系商社マンで結構イケメンで。
彼の給料を考えると、S子へのプレゼントが3万円だということが
妥当なのかどうか、わからない。
気になるのは、自分の価値をプレゼント価格で決めてしまったS子のこと。
お互い、好きなら、いくらのモノをプレゼントしようと、
ええやないの。
そういうと
「金額の問題じゃない。値切ってることが問題やの!」
(おいおい、大阪人は値切るの得意だろ!)
自分がおとしめられたように思えるというのだ。
私は、1歩引いて考えてみた。
S子は、自分に自信がないから、プレゼント価格で
相手の気持ちを確かめようとしているのかもしれない、と。
ねえ?
皆さんはどう思います???
冷静に見て、36歳未婚男性、エリートの彼と付き合うのに、
無理をしているんじゃないか・・・。
引け目を感じているのかな、とはいつも感じていた。
S子がバツイチで年上であることに・・・。
それぐらい、会ったときに、まめに彼の世話をしていたS子。
堂々としていれば・・・と思ったことも、実は、ある。
彼に気を遣わずに、付き合えないのか、と。
S子たちは付き合って3年になる。
そろそろ「答え」を出す時期なのも、
この問題に微妙に陰を落としている。たぶん。
きっとS子は、明日も、あさっても、彼と付き合うだろう。
捨てられるのでは、という不安を口に出せず、
3万円の女、と私に嘆いたことも胸にしまって・・・。
好きなら、一緒にいられるだけで、
それで、充分やん。
別れたら、もう、同じ空気を吸うことも、同じ映画を見ることも
同じ時間を共有することもできなくなるのだから。
そうS子に言ったら、
「わかってる、わかってるから、不安なんや」
S子は、いい女だ。
そのS子をしても、このように取り乱すクリスマスのプレゼント。
たかが、プレゼント。
されど、プレゼント。
すべての恋人たちに言いたい。説教じみていたらごめんね。
「愛は金額で計るもんじゃない」
甘いと言われようが、なんといわれようが
私はそう思う。
好きな人がくれたものなら、値段がいくらであろうとも
大事にする。
別れても、思い出と一緒に大事にする。
★x'mas・・・ですね
2005年12月23日
●商業主義に踊らされている、とわかっていても
イベントごとは大好きです。
さて、皆さんは、どのようにこの日を過ごすのでしょう?
私は、とにかく、イヴイヴまで仕事、
あとは、強制的に休みを取って、
体をいたわってやります。
皆さんのところには、サンタさんはやってくるのでしょうか?
今年一年、私を応援してくれた人、励ましてくれた人、
裏切った人も憎んだ人も、すべての人に幸せを・・・。
生きていて良かったと思える時を・・・。
ナガサキは、楽しく過ごす予定、とだけ記しておきましょう。
x'mas・・・ですね。
でもそのあとに、ナガサキの第二の誕生日、
事故に遭った日、12月27日が巡ってきます。
この日があったから、今の私がいる。
障害者という、世間から見て、差別される側に回って
気がついたことがたくさんある。
それをもっと電波にのせていかなければ・・・。
生きて、生きて、生きて・・・。
ナガサキは、伝え続けていきたいと思います。
来年もよろしくお願いします、と、
もう年末モードのナガサキ、年賀状作りに専念します。
★術後に思うこと・・・
2005年12月11日
●2005年もあと20日で終わろうとしている。
また、今年も思うのだ。
365日・一年が、あっという間に過ぎてしまった・・・と。
毎年、毎年、時間が早く経っていく。
やり残したことが山積みのまま・・・。
今年は、体調不良に悩まされた年だった。
その最たるモノが「胆嚢摘出手術」
一ヶ月をすぎて、ようやく、元の体に戻ってきたかな、という実感がある。
そして、喪失感も。
私の体から、一つ、臓器がなくなったのだ。
それでも、今日も生きている。
しんどい〜と言いつつ、仕事をし、友人と食事をし、
HPを更新し、寝て、起きて・・・
傷痕は、ほとんど目立たない。
あちこちぶつけたりして、内出血をおこしているほうが
悲惨なくらい。
でも、臓器を一つ、なくしたことは、事実なのだ。
油モノが食べられなくなった。
一度に食べられる量が減った。
そういう事実が、リアルに内臓をなくしたことを
教えてくれる・・・。
術前の体力を健常者と比べて「7」くらいだとすると
今は「5」くらい。
その「5」の中で、いかにより良い「仕事」を残せるか。
「プロ」ならば、「5」せあっても「8」位に見せなければ・・・。
そう助言してくれた友人に感謝。
「好きだから、プロでいられる」ことに気づかせてくれた
友人に感謝。
そうして、私の2005年は終わる・・・。
充電して、また、2006年を生き抜いていく。
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