●また12月27日がやってくる。
まもなく、そう、あと数時間で、日付が「その日」になる。
24年前のその日、私は、交通事故に遭った。
当時、付き合っていた人が運転する車の助手席に乗っていた。
時間は、そう・・・1時前、だっただろうか。
140キロの高速で走る車。
あの人は、心中する気だったのかもしれない。
そろそろ別れなければいけない、そう感じていた。
その気配は伝わっていたはず。
この人と一緒にいると、いつか破滅する。
そして、予感は、交通事故という形で実現してしまった。
一度は好きだった人と、泥沼のやりとりを経て
「足一本、餞別代わりや!」と啖呵を切って(心の中で)別れた。
また、あの日の苦痛が蘇る。
車は、電柱にぶつかった後、田んぼに転落。
横転した車の中で意識が戻った私は、全身にガソリンを浴び
白い蒸気があがる、閉ざされた車の中にいた。
動きたくても全く体がいうことをきかない。
運転手は頭から血を流して、気を失ったままだ。
このままじゃ、生きたまま、焼かれる!!!
一緒に別の車に乗って走っていた友人が、
車がついてこないのはおかしいと、引き返してきて、
私たちを引きずり出してくれた。
そうでなかったら、車は燃え、私は、こうして
HPにあのときのことを書くこともなかっただろう。
助け出された私は、田んぼの上に寝かされた。
強烈な痛みに再び気を失いそうになる。
遠くから救急車のサイレンが聞こえる・・・。
目を開けると、冬の空が見えた。
空気が澄んでいて、星が煌めいて・・・。
・・・あの星座はなんていうんだっけ・・・。
なんで、思い出せないんだろう・・・。
情けないな、私。
なにやってんだろ・・・。
そう、2回目の家出をして、堕ちるところまで堕ちて・・・。
・・・こんな綺麗な、そして、怖い夜空をみたことがない・・・。
ああ、宇宙全体に押しつぶされる・・・。
あのときの恐怖は未だに残っている。
私は、閉所・暗所恐怖症だ。
寝る時は、薄明かりがないと眠れない。
狭く暗いところにいくと、パニックになる。
24年もたっているのに、だ。
4年4ヶ月の入院、8回の手術を経て、退院後、
私は生まれ変わったと思う。
いろんなことがあった。
それまで、いい加減に生きてきた精算を、あの日、
させられたのだ。
今、思う。
生きていて良かったと。
苦しくて、死にたくなっても、
あの日の痛みを思い出して、胸が苦しくなっても
生きていることに感謝する。
生きていたから、あなたに会えた。
もうすぐ「あの時」が再びやってくる。
私の第二の誕生日。
今、生きていることに、おめでとう。
生まれ変わった自分におめでとう。

