●あるかたから「障害者の権利が侵害されている事例がある。
どこか、相談にのってくれるところを知らないか」
と言われ、取材を通じて知り合った
ある権利擁護機関をご紹介した。
そこへ相談した結果・・・紆余曲折あったようだ。
そして、最後に言われたのは
「あなたは、私に一体、何をしてほしいのですか?」
ということば、だそうだ。
同じ障害者だから、なにもかもが分かり合えるわけではない。
そんなことは百も承知で、
でも「権利擁護」の看板を掲げている以上、
なんらかの知恵、力をかしてもらえるものだと思った私が
バカなんだろうか。
悩みに悩んで相談したその人が
答えを出すのが遅れたことがそういった言葉を
誘導してしまったのかもしれない。
それにしても。
「もの」の言い方、っちゅうもんがあるでしょうが。
悩む人の心の奥深く、この言葉は突き刺さっただろう・・・。
「私に何をしてほしいのですか?」
それがわかっとったら相談するかい!!!
二度と、その機関には、連絡するまい、
他の人にも紹介するまい、と思った。
本当に、人の痛みがわかるのなら、
言わない言葉でしょう。
私は大丈夫だろうか。
取材の時、制作のとき、収録のとき。
人を傷つけていないだろうか。
言葉は人を傷つける。
言葉は人を勇気づける。
同じ言葉を発するのなら、
私は、勇気づける言葉を使い続けたい。

