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全国ネット初!?車いすキャスター&ディレクター(フリーランス!!)

MC-KEIKO キャスター長崎圭子

共に生きる社会を目指して、長崎圭子は今日も走る・・・!

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ナガサキ堂書店 2004年10月 メインページへ

●「星の王子さま」サン=テグジュペリ 内藤濯訳 岩波書店 1,050円(税込み)
 何をナガサキ、ロマンティックなことを!!!
 と、私をご存じの方にはお叱りを受けそうなのですが・・・・
 だって、好きなんだも〜ん。
 少女趣味と言われようが。
 103ページ。
 「・・・心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、
 目に見えないんだよ」
 何かにつまづいたときに、迷ったときに、この言葉を思い出し、
 進むべき方向を決めるナガサキなのです。
 
●「飛ぶ教室」 エーリッヒ・ケストナー 講談社文庫 495円(税別)
  クリスマスにお金がないため、寄宿舎から両親のもとへ帰れないマルチンのために
  先生がお金をくれて家族の元へ帰れる・・・。
  こどもが成長する姿とともに、ラスト数ぺージには「う・・・」ときた私です。

●「弟を殺した彼と、僕」原田正治著(ポプラ社)税別1,500円
 1983年、「半田保険金殺人事件」で弟を殺された著者の「犯罪被害者」と呼ばれる
 立場から綴った克明なノンフィクション。
 いかにマスコミが無責任に傷ついた家族をふみにじるのか、
 「検察官や裁判官は裁判上の手続き上、必要な範囲でしか被害者遺族の気持ちを知ろうとしない」
 (144ページ)など、ふつうのサラリーマンだった著者が「嵐」にいやおうなく巻き込まれ
 人生を狂わされつつも、一つずつ、丹念に独学でいろいろなことを知っていく手記。
 結局、弟さんを殺した犯人は、死刑になって、著者が一番知りたかった答えは
 永遠に得られなくなった・・・。[なぜ、弟を殺したのか・・・」
 今、著者は、実体験から、死刑制度について考え「犯罪被害者の支援」や確定死刑囚との面会を
 求める講演活動などをおこなっているそうだ。
 著者が後書きでかいているように、「多くの人が犯罪被害者」やその遺族を救済、支援することについ  て、そして死刑制度について考え始めるきっかけになることを願って」(265ページ)います。

★恋愛小説

2004年10月26日

恋愛小説は読むものではなく、恋愛は実践するものだ、が持論の私ですが、
別格の本があります。

(1) 山田詠美「ぼくは勉強ができない」(新潮文庫)

17歳の高校生の主人公が、年上のステキな女性と恋愛を重ねながら
男の子から「おとこ」へ変わっていく過程が面白い。
ああ、私も、高校生のときにこんな「ええ恋」しとったら、その後の人生も変わったんちゃうん・・・
と、情けなる・・・。
こんな話を今30歳の親愛なる弟分Wくんに話したら、「一昔まえやったら、なるほど、って感じやけど、
今なら、そう感じるんか説明できる自分がいてる」と言った・・・。
Wくんも、それなりに、恋愛経験を積んだからこそわかるものがあったんやろか?


(2) その対極にあるのが、小池真理子「欲望」
(私が買った時は、新潮社の単行本でしたが、今は、文庫になってんのかなあ)

「障害者の恋愛と性」にこだわって、年に一度はその関係の番組を作っているナガサキ。
交通事故で性行為ができなくなった美青年と、その彼を愛し続け、なんとか性機能を回復させようとしては
失敗するごとに、別の男性と激しく交わる主人公。
性行為ができなくなった美青年が追い求めるのは別の女性。
それぞれが愛と性を賭けた人生を疾走する・・・
Wくんが読んで、Wくんならどうするか、知りたいと思いました。


(3) 村上龍「69」

映画にもなったからご存じの方も多いでしょうが、本のおもしろさは文体にあります。
え〜?あの村上龍が〜?という意外性も面白い。

(4) 石田衣良「娼年」

テレビドラマにもなった「池袋ウエストゲートパーク」の原作者。
本の方がもっと面白かった!!!
で、「娼年」
これを読むと、セックスしたくなる。
といっても誰とでもと言うわけではなく
この主人公と・・・。
それから、石田さんの著書には、多くの障害者が自然に出てきます。
今、この瞬間を疾走する少年少女たちを描いた文体、
それになんの違和感もなく、障害者がとけ込んでいるので、
今、私は、石田衣良さんにはまっています!!!!

(5)高村薫「李歐」
高村氏の小説に「男同士の友情を越えた何か」がよく出てきます。
合田刑事シリーズしかり、「李歐」しかり・・・。
女同士のどろどろした名ばかりの友情、とは違うもの。
(性差別をしているつもりはないんですが・・・)
それぞれの主人公はどこかが破れていて、
そこが魅力的。
破滅の美学・・・というよりその一歩手前の哀しさ、美しさが好きです。
おすすめですよ!

●「石川一雄四十一年目の真実」 鎌田 慧著 草思社 2,200円
 「狭山事件」
 この事件を知っているかたは、どのくらいいるのでしょう。
 そういう私も、概略だけで、詳しくは知りませんでした。
 この本を読むまでは・・・・
 これぞ、鎌田さんならではの、全身全霊をかけたルポルタージュ。
 鎌田慧さんの調査力、筆力に圧倒されます。
 被差別部落出身ゆえの差別、偏見が冤罪をうみだしてしまったことを
 たんねんに検証している。
 「文字」を知らなかったが故に、読み書きができなかったために
 いいように「罪」をかぶせられた石川一雄。
 獄中で文字を必死に勉強し、文字を「獲得」してから闘う姿に胸を打たれる。

 鎌田さんの著作に「はずれ」はないと私は思っています。
 「ドキュメント 屠場」
 「アジア絶望工場」
 「自動車絶望工場」
 「ルポ 戦後日本 50年の現場」(すべて講談社文庫)など
 読んでほしい数々の労作です。

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