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ナガサキ堂書店

★入院中に読んだ本~W君の趣味その4

2005年8月16日

●「樹の上の草魚」蓮井ゆうじ(講談社文庫 560円+税)

アンドロジニー=両性具有、男女両方の体を持つヒロシ、
そのヒロシと因縁めいたつながりを抱える亘、そして、両性具有であり、
女性に「進化」した夏恵の物語。
自分は男なのか、女なのか・・・。
その根本的な問いは「自分は何者なんだ?」という
あらゆる人に共通する悩み・・・。
登場人物それぞれがヒロシとの関わりを通して
読む者にも同じことを考えさせられる。

私自身、いつも考える。
「私はどこからきて、どこへ行くのだろう?」
皆さんも考えたことはないだろうか?

答えを探し続けて生きていく。
それが見つけられたら幸いだし、
見つからない人の方が多いのかもしれない。
それでも、私は、生きていく。
明日はきっと今日より「進化」していることを信じて・・・。
吉川英治文学新人賞受賞作。

オススメ度 ★★★★

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