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ナガサキ堂書店 2005年10月 メインページへ
★「モモ」 ミヒャエル・エンデ
2005年10月23日
●「モモ」ミヒャエル・エンデ 岩波少年文庫 800円
知ってる人はよく知っている童話。
映画にもなったから「ああ、あの・・・」と思う人も
多いだろう。
やっと、原作を読めた。
Wクン、ありがとう。
彼のオススメ本。
私が日ごろ、言わないようにしている言葉に
「忙しい」、がある。
人に「忙しい?」とたずねられたら、「忙しい」と答えることは
あるけれど・・・。
よく、言われませんでしたか?
「忙しい」という字は、心をなくす、という意味だ、と。
きっと、そのことが頭から離れずに、
忙しいという言葉をなるべく使わないようにしてきたのだ、
私は。
この本は、まさに、そのあたりを描いている。
「時間は作るもの」
心をなくしちゃ、おしまいだ。
オススメ度 ★★★★
★「凍」 沢木耕太郎
2005年10月23日
●「凍」沢木 耕太郎著 新潮社 1,600円
久しぶりの沢木耕太郎の長編。
ちょうど、「檀」から10年。
何かに到達したな、この人は、と感じて
私は沢木耕太郎の本から離れていった・・・。
今回、久しぶりにこの本を買ったのは、オビの文句に
「もはや、フィクション、ノンフィクションの区別に意味はない。
ここに、圧倒的な物語が存在する。それがすべてだ。」
とあったから・・・。
なぜ、山に登るのか?
そこに山があるから。
この本は、ギャチュンカンの北壁登頂に挑戦した
山野井泰史、妙子夫妻の物語。
生か死か。
究極のドキュメンタリー。
一気に読ませる。
しかし、ある種の静寂が私を包み込む。
二人の山との「闘い」(トウ)に、第三者は入っていけない。
著者の目だけが二人を冷静に見つめている。
そこがまた面白くもある
山野井泰史、妙子夫妻の物語、「闘い」の記録として
最高の本。
読後、すぐ、主人公のHPを探した。
今回の「凍」を読んで、沢木さんはこれからどこへ
行くのだろうと、オセッカイを承知で考える・・・。
彼の新刊が出たら、また買うのだろうか。
ただ、私が沢木耕太郎から一時期離れていったのは
同じような文章、書き方を、たびたび目にするようになって
しまったから・・・。
一沢木ファンとして、悩むところなのだ。
何かが、彼の中で変わっている。
それは年齢からくる「熟成された文章」ととるべきなのか。
それはともかく、登山をしない人にもわかりやすい
面白さがある。
命をかける、とはこういうことなのか、と。
オススメ度 ★★★★
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