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ナガサキ堂書店

★ドラマの原作集 Part2「神はサイコロを振らない」

2006年2月10日

●「神はサイコロを振らない」大石 英司(おおいし・えいじ)
  中央文庫 590円+税

 小林 聡美が好きだ。
 味のある演技で、ワキをしっかり固める人、という印象があったが・・・
 今クールでは主演。
 日本テレビ系列 毎週水曜夜10時?オンエア中。

 原作は・・・
 (ネタばれするかもしれないので、ドラマの世界に浸りたいかたは
 読まないでくださいね)

 ある日、突然消息を絶った報和航空四〇二便が
 いきなり10年の歳月を経て羽田空港に戻ってきた・・・。
 てっきり、墜落事故だと思われていた乗客・乗員の家族、関係者は
 10年ぶりの「再会」に戸惑いつつも・・・・

 ドラマでは「10日後に再び四〇二便は消える」となっているが
 原作では三日後。
 限られたこの「三日」で人々は何を思い、どう行動するのか。
 10年後の世界に「戻って」きた彼らが「三日」をどう生きたのか。

 表題の「神はサイコロを振らない」とは、
 アインシュタインが偶然を要素とする量子力学を批判して述べた言葉らしい。
 冒頭のエピグラムと、エピローグがいい。

 原作では、小林聡美の位置にいる主人公は男性。
 主要な乗客の「三日間」が10年前の通りに生きて行く姿と
 エンディングに、うるうるっときてしまう。
 今を精一杯生きる、という当たり前のことができていない自分を
 戒めるのにいい一冊だった。
 
 しかし。
 ・・・もともと飛行機嫌いな私は、また飛行機が嫌いになっちゃった。
 やだよ、こんな人生の終わり方は・・・。
 あのときこうしていればという「If」は、現実の人生には存在しないが
 。。。時間が戻るなら、あなたは何をやり直しますか?

 オススメ度 ★★★


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